誰かのためになんか生きたくない
私は私。
そんなことを自分に繰り返し言う。
そうすることで、人の目なんかどうでもよくなる。
前は良い子で居たかった。
親に褒めてほしかった。
でも、良い子でいようとすると自分の心が段々と死んで行く気がした。
完璧な人なんて居ないのに完璧になりたかった。
自分史上最高でいつも居たかった。
でも今の自分とのギャップに辛くなって。
自分が嫌いになった。
誰にも会いたくなくって。
誰にも何かを言われたくない。
殻に閉じ籠った。
私は私で良いんだといつの日から思ったんだろう。
全部が、愛おしくなったのはいつからだろう。
私は誰かのためになんて生きない。
ましてや安定なんて求めていなくって。
最期の最期の瞬間まで泥臭く生きて生きて
自分を使い果たすって決めたんだよ。